「秋田書店」(東京・千代田区)の読者プレゼント水増し問題 さらに問題が [ニュース]
「週刊少年チャンピオン」などを発行する出版社の「秋田書店」(東京・千代田区)の読者プレゼント水増し問題があり、いわば詐欺のようなものなので著名企業がこんなことをやるのか嘆かわしいと思っていたら、さらにけしからん話があるようだ。
なんと「商品の数と当選人数が合わない」と上司に指摘した女性社員が、パワーハラスメントを受けた上、不当に解雇されたと報じられたのだ。
「会社にいたかったら文句を言わずに黙って仕事をしろ」ということのようだ。
秋田書店は2010年5月から12年4月まで、女性向け漫画雑誌「ミステリーボニータ」「プリンセス」「プリンセスGOLD」の3誌で、実際の当選者数より多く当選人数を記載していた、つまり当選者数の水増しだ。
例えば「ミステリーボニータ2011年2月号」では、2人に当たると記載された「ニンテンドー DS Lite」、1人に当たると記載された「全国百貨店共通商品券1万円分」は誰にも発送されず、50人に当たると記載された「リボン型ヘアクリップ」は3人にしか発送されなかったというのだから、羊頭狗肉どころか読者を騙している。
ところが、翌21日には、さらなる問題が明るみに出た。
労働組合「首都圏青年ユニオン」が「レイバーネット日本」のサイトで、景品数の水増し命令を拒否した女性編集部員がパワーハラスメントで病気休職、のちに解雇され、ユニオンに加入したことが発端となって明らかになった問題だとの文章を掲載した。
女性は上司から「会社にいたかったら文句を言わずに黙って仕事をしろ」と言われ、不正を働くことへのストレスで病気になり11年9月から休職。12年2月に「多数の読者にプレゼントを発送せず、不法に窃取した」との解雇通知書が送られてきたというのだ。女性側は「罪をなすりつけて懲戒解雇された」と訴えているという。
なんということだ、事実は確認されていないがまさか女性社員がこんな馬鹿なことをして解雇されたのではあるまい。
訴訟するだろうから、事実はそのうち明らかにされるだろう。
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